オーバーヘッドキャスト ‐キャスト‐バス釣り入門‐
オーバーヘッド・キャスト――難易度★何個?(★5個が最高に難しくなる)
キャストの一番基本型です。まずは、ここからマスターしましょう。
狙ったポイントへ確実にキャスト出来る様になるまで、良く練習しましょう。
オーバーヘッドキャストの長所
- コントロールを付け易い。
- スムーズにキャスト出来る。
- 安全である。
オーバーヘッド・キャストなら、狭い場所で複数人がキャストしても、ぶつかり合う事なく出来ます。
短所
- 頭上や後方に障害物があると、キャスト出来ない。
- ルアーを静かに着水させたい時には不向き。
- アドレス(構え)
脇を締め、水平に構える。
脇が空いていると、振り上げる時にブレやすくなる。
(練習するなら、本などを脇に挟んで行うのも良い。)
※サオ先に垂らすライン&ルアーは、約10cm位がベスト! - テイクバック(後ろへ振り上げる)
肩の力を抜いて、ヒジから先だけを真っすぐに振り上げる。
始めのうちはゆっくり練習し、徐々に素早く振り上げられる様にしましょう。
※この時、腕全体を振り上げてしまったり、斜めに振り上げない様に気を付ける。 - テイクバック
後ろへ振り上げた時、振り上げた力にルアーの重みが加わり、ロッドがグッとしなるのが伝わる。
ロッドにルアーの重みが十分に伝わったところで、手首を返す⇒ - フォワード・キャスト(前へ飛ばす)
振り上げたロッドを手首を返し、前に振り下ろす。
この時、ロッドの反発力でルアーを前に押し出そうとするので、ふわっと重みが消えた感じになる。
タイミングが合うと、力を入れなくてもルアーが良く飛ぶ。振り出すタイミングが早過ぎると、ルアーは飛ばない。
※肩の力を抜き、まっすぐ振り下ろす。斜めに振ってしまうと、ぶれてコントロールが悪くなる。 - リリース
ラインを押さえていた指を放し、ラインが出ていく様にする。
時計の1~2時の間の角度でリリースすると、ルアーが45度の角度で遠くへ飛んでいく。
※リリースのタイミングが早過ぎると、ルアーが水面を叩いてしまうし、遅すぎるとフライになってしまう。
リリースのベストタイミングを、何度も練習して体で覚えましょう! - サミング(制御する)
出ていくラインやスプールを指で押さえて、ルアーの着水点をコントロールする。
強く押さえ過ぎると、ラインがガクッと止まり、ポイントより手前で落ちてしまう。また、軽過ぎるとサミングの役目を果たさず、バックラッシュの原因になってしまう。 ※ベイトリールは、サミングを必ず行う。そうしないとスプールが空回りしてしまい、バックラッシュを起こしてしまう。